「Excel範囲コピーペースト」アクティビティについてご紹介します。アクティビティの概要と使用例を参考に使い方をご説明します。
1. アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Excel.ExcelCopyPasteRange
2. 説明
Studio バージョン ~2.0.2.0
クイックアクセス： 「ツールボックス」 > 「Excel」 > 「Excel範囲コピーペースト」
Studio バージョン 2.0.3.0~
クイックアクセス： 「ツールボックス」 > 「Excel」 > 「Interop」 > 「Excel範囲コピーペースト」
Excelファイルの指定したセル範囲の値を、指定先へコピーするアクティビティです。
Excelアプリケーション範囲内で使用します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン：2.0.1.3
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3. プロパティ
| プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
|---|---|---|---|
| オプション | コピーアイテム | ドロップダウン選択 | 貼り付けの形式を選択 All・・・すべて Value・・・値 Formula・・・数式 NumberFormat・・・値の書式 CellFormat・・・セル書式 |
| その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。（詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照） |
| 表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
| 移動先 | 宛先シート | 値を入力（String型） | 貼り付け先のシート名 |
| 宛先セル | 値を入力（String型） | 貼り付け先の範囲 | |
| 入力 | シート名 | 値を入力（String型） | コピー元のシート名 |
| ソース範囲 | 値を入力（String型） | コピー元の範囲 |
4. 使い方
「Excel範囲コピーペースト」アクティビティの使用例を参考に説明します。
【例】「sample.xlsx」内のセル番号A1～C1の値をA2～C2へコピーする
コボットStudioの①「Excelアプリケーション範囲」アクティビティを、指定のシーケンス内にドラックアンドドロップで配置します。アクティビティを追加した後、値の読み込みと書き込みを行うExcelファイルのパスを指定します。下記画面キャプチャのイメージです。
操作対象の「sample.xlsx」Excelファイルを開くためには、以下を入力し「Excelアプリケーション範囲」の設定を完成させます。
②「プロパティ」＞「ファイル」＞「ワークブックパス」に「sample.xlsx」のパス
次に指定したセル範囲の値を、指定先へコピーするためのアクティビティです。
コボットStudioの③「Excel範囲コピーペースト」アクティビティを、「Excelアプリケーション範囲」アクティビティを内にドラックアンドドロップで配置します。下記画面キャプチャのイメージです。
「sample.xlsx」内のセル番号A1～C1の値を取得し、その値をA2～C2へ貼り付けるために、
④「プロパティ」＞「移動先」＞「宛先シート」に「sample.xlsx」の貼り付け先シート名「"Sheet1"」
⑤「プロパティ」＞「移動先」＞「宛先セル」に「sample.xlsx」の貼り付け先セル番号「"A2:C2"」
⑥「プロパティ」＞「入力」＞「シート名」に「sample.xlsx」のコピー元シート名「"Sheet1"」
⑦「プロパティ」＞「入力」＞「ソース範囲」に「sample.xlsx」のコピー元セル番号「"A1:C1"」
を入力すると「Excel範囲コピーペースト」の設定が完成します。
下記の画面キャプチャは実行後の「sample.xlsx」のイメージ図です。
