「ブレーク」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Core.Break
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「ブレーク」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「システム」 > 「コントロールフロー」 > 「ブレーク」
実行中のワークフローを中断します。「繰り返し(コレクションの各要素)」、「行ごとに処理」内でのみ使用できます。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 |
4.使い方
「データテーブルをビルド」で作成したデータテーブルの「 通貨(通貨単位)」の列にある各行を繰り返し処理し、データが「韓国 ウォン」の場合は処理を中断するワークフローを作成してみましょう。
最初に「コア」>「データテーブル」>「データテーブルをビルド」をドラッグ&ドロップし配置した後、プロパティの「出力」>「データテーブル」にDataTable型の変数を入力します。
※この例の場合は「データテーブルをビルド」を作成した変数「 rateTable 」を使用しています。
※変数の作成については「変数の作成」をご参照ください。
次に、「コア」>「データテーブル」>「行ごとに処理」をドラッグ&ドロップし配置します。
プロパティにある「入力」>「データテーブル」にDataTable型の変数( この例の場合は「 rateTable 」)を入力します。
さらに、「システム」>「コントロールフロー」>「条件分岐」をドラッグ&ドロップし配置します。
プロパティにある「その他」>「条件」に条件式かBoolean型の変数( この例の場合は条件式「 row.Item("通貨(通貨単位)").tostring = "韓国 ウォン" 」)を入力します
条件分岐のThen内に、「システム」>「コントロールフロー」>「ブレーク」をドラッグ&ドロップし配置します。
実行結果を確認するため、条件分岐のElse内に、「システム」>「オリジナル」>「1行を書き込む」をドラッグ&ドロップし配置した後、プロパティにある「その他」>「テキスト」に文字列かString型の変数( この例の場合では「 row.Item("通貨(通貨単位)").tostring」)を入力します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下でワークフローを実行後、「出力パネルを」を開きます。
「韓国 ウォン」までは行ごとに処理が繰り返されるため、「アメリカ ドル」、「欧州 ユーロ」、「イギリス ポンド」の3つのデータが表示されている事を確認してください。
【 参考:「ブレーク」ではなく「継続」を配置した場合の実行結果 】
※「韓国 ウォン」に該当した時点で次の処理に進み、再び繰り返し処理されるため、実行結果としては「韓国 ウォン」以外が表示されます。