Excelファイル上でセルの色を変更する「Excel範囲の色を設定」アクティビティについてです。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Excel.ExcelSetRangeColor
2.説明
Studio バージョン ~2.0.2.0
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Excel」 > 「Excel範囲の色を設定」
Studio バージョン 2.0.3.0~
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Excel」 > 「Interop」 > 「Excel範囲の色を設定」
「Excelアプリケーションスコープ」内で利用します。指定した範囲のセルに色を付け、ファイルの自動保存を行います。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.1.8 2.0.2.0
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
入力 | シート名 | 値を入力(Int32型) | 色を変更するセルがあるシート名を設定する。 |
色 | 値を入力(Color型) | 色を設定する。※ | |
範囲 | 値を入力(String型) | 選択するセルを設定する。 |
※Color型についてはMicrosoftのドキュメント「Color構造体」などをご参照ください。
4.使い方
指定した範囲の色を変更する流れをご紹介します。
予めExcelファイルを準備します。今回はプロジェクトフォルダ内に「色設定サンプル.xlsx」を準備しました。「テスト」シートのC3セルの色をPinkに変更します。
※ここではPinkのRGBでの表記をrgb(255,192,203)とします。
まず「Excelアプリケーションスコープ」アクティビティをドラッグアンドドロップでデザイナーパネルに配置します。
「ファイル>ワークブックパス」プロパティに「"色設定サンプル.xlsx"」を入力します。
「Excel>Excel範囲の色を設定」アクティビティをドラッグアンドドロップでデザイナーパネルに配置します。
「入力」の各プロパティを入力します。
- 「シート名」プロパティには「"テスト"」を入力します
- 「色」プロパティには「Color.Pink」(他にも「Color.FromName("Pink")」「Color.FromArgb(255,192,203)」なども有効です)を入力します
- 「範囲」プロパティには「"C3"」を入力します
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行します。実行後に「色設定サンプル.xlsx」ファイルを開くと、C3がPinkになっています。
「入力>範囲」プロパティでは「"B2:C3"」のように範囲を指定することも可能です。その場合、「B2」「B3」「C2」「C3」の4つのセル全てに指定した色が付きます。