「チェック」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Windows.Check
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス： 「ツールボックス」 > 「ウィンドウアプリケーション」 > 「チェック」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス： 「ツールボックス」 > 「ウィンドウアプリケーション」 > 「チェック」
チェックボックスにチェックを入れる、またはチェックを外すことができます。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン：2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
| プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
|---|---|---|---|
| オプション | From | 値を入力（UIElement型） | セレクタ文字列を持つ要素を検索する際に、UiElement変数をルートにする。 (設定されていない場合は、デスクトップのルートから探す) |
| オートメーションベース | ドロップダウン選択 | UI自動化ライブラリのバージョンを指定する。 | |
| 使用ウィンドウ | 値を入力（WindowApp型） | 「ウィンドウを開く」や「ウィンドウにアタッチ」からの出力変数を使用して、アクティビティの対象ウィンドウを設定する。 | |
| 要素 | 値を入力（AutomationElement型） | セレクタ文字列の代わりに、入力としてAutomationElement型の変数を使用する。 | |
| その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。（詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照） |
| 表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
| 一般 | エラー時に続行 | 値を入力（Boolean型） | エラー時に後続の処理に進む。 |
| タイムアウト | 値を入力（Int32型） | エラーになる前に指定した時間（ミリ秒）待機する。 | |
| 実行後の待機時間 | 値を入力（Int32型） | チェックした後指定した時間（ミリ秒）待機する。 | |
| 実行前の待機時間 | 値を入力（Int32型） | チェックする前に指定した時間（ミリ秒）待機する。 | |
| 待機 | 消えるまで待機 | チェック項目 | UIが消えるまで待機する。 |
| 無効になるまで待機 | チェック項目 | UIが無効になるまで待機する。 | |
| 有効になるまで待機 | チェック項目 | UIが有効になるまで待機する。 | |
| 入力 | セレクタ | 値を入力（String型） | 対象要素を指定でクリックしたUI要素の詳細が反映される。 |
| チェックオプション | ドロップダウン選択 | チェックの種類を選択します。詳細は以下。 |
「チェックオプション」プロパティには以下の5つの項目があります。
| 「チェックオプション」プロパティ | 内容 |
|---|---|
| CHECK | 対象要素をチェックします。 |
| UNCHECK | 対象要素のチェックを外します。 |
| THREEWAY_CHECKED | 対象要素をチェックします。3状態チェックボックスの場合に使用します。 |
| THREEWAY_INTERMEDIATE | 対象要素を不明状態にします。3状態チェックボックスの場合に使用します。 |
| THREEWAY_UNCHECKED | 対象要素のチェックを外します。3状態チェックボックスの場合に使用します。 |
※本ナレッジでは以下のように「チェックマーク」に他に「■」のマークが入力可能なチェックボックスのことを「3状態チェックボックス」と表記しており、「■」マークの入る状態を「不明状態」と表記しております。（「■」はWebページによっては別の見え方をしている場合があります。）
4.使い方
「チェック」アクティビティの実際の使用例を元に説明します。
【例】ペイントを開き、「表示」タブの「ルーラー」にチェックを入れる。
「ウィンドウアプリケーション」 > 「ウィンドウを開く」アクティビティで「ペイント」を開くように設定します。（例：「ファイル名」プロパティに「"C:\Windows\system32\mspaint.exe"」を設定）
その後、「ウィンドウアプリケーション」 > 「クリック」アクティビティを「ウィンドウを開く」アクティビティ内に配置します。
配置したら「要素を指定」から画面を進め、「表示タブ」をクリックするように設定します。要素の選択方法について詳しくは「セレクタの取得方法」をご参照ください。
次に「ウィンドウアプリケーション」 > 「チェック」アクティビティを配置します。
配置したら「要素を指定」から画面を進め、チェックしたいチェックボックスの要素を選択します。
要素を選択したら、「入力」 > 「チェックオプション」プロパティで「Check」を選択します。また、今回は実行後の確認の為「一般」 > 「実行後の待機時間」プロパティも設定します。「3000」と入力します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行します。実行するとペイントを開き「表示」タブに遷移した後、チェックボックスにチェックを入れます。
※チェック前の状態を確認したい場合は、「実行前の待機時間」プロパティに「3000」などを設定します。「3000」ミリ秒を設定した場合、ワークフロー実行時にチェックされていない状態が3秒表示され、チェック後の状態が3秒表示されます。