一部のアクティビティには、プロパティ項目に「エラーでも処理を続ける」という項目が用意されています。
この「エラーでも処理を続ける」項目についてご紹介します。
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
1. 「エラーでも処理を続ける」項目について
「エラーでも処理を続ける」にFalseを設定した際の挙動
「エラーでも処理を続ける」プロパティは、デフォルトではFalseに設定されています。
この状態の場合、エラーが発生した際にはエラーログを出力して処理を中断します。
「エラーでも処理を続ける」にTrueを設定した際の挙動
一方で、「この処理はエラーになる可能性があるけれど、エラーになっても次の処理に進んでほしい」という状況が発生することがあります。
この状態の場合、エラーが発生した際にはエラーログを出力して処理を中断します。
このような場合に、「エラーでも処理を続ける」にTrueを設定します。
※ただし、この時エラーログは出力されません。
例:ファイル削除
"Sample.txt"ファイルを削除するワークフローを例に説明します。
プロジェクトフォルダ内に"Sample.txt"ファイルが存在しないとき、「削除する」アクティビティ実行時にエラーが発生します。
「エラーでも処理を続ける」がFalseの時は、下図のようにエラーログを出力して後続の「メッセージボックス」アクティビティを実行せずに終了します。
一方で、「エラーでも処理を続ける」がTrueの時は、「削除する」アクティビティで停止せず、後続の「メッセージボックス」を実行します。
ただし、「エラーでも処理を続ける」がTrueの時はエラーログが残りません。
2. エラー発生時にログを残したうえで、後続の処理を行いたい場合
エラーが発生しても処理は継続してほしいが、エラーログ自体は残したい、という状況が発生することがございます。
その場合、トライキャッチを用いて、Catch部に「ログにメッセージを出力」アクティビティを配置することで、でエラーログを残しつつ同様の処理を行うことが出来ます。
「トライキャッチ」アクティビティの使用法については、こちらの記事「トライキャッチ」をご参照ください。