「Java Guiスコープ」アクティビティについてご紹介します。アクティビティの概要と使用例を参考に使い方をご説明します。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Java.JavaGuiScope
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Java」 > 「Java Guiスコープ」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Java」 > 「Java Guiスコープ」
Javaアプリケーションを開き、Javaアプリケーションに関するアクティビティを実行します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
※コボットStudio 2.1.1.1にて、Javaアクティビティのパッケージバージョンが過去のバージョンと互換性のない2.2.0へ更新されました。
詳細はリリースノート(コボットStudio/Agent2.1.1.1)をご参照ください。
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
オプション | 完了または問題が発生すると廃棄 | チェック項目 | 動作完了したとき又は失敗したときにJavaアプリケーションを終了する |
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
出力 | Java Access Bridge | 値を入力(JavaElement型) | 本アクティビティで開いたJavaアプリケーション情報を格納する。 ここで取得した値を、別のアクティビティのプロパティ値(JavaElement型)に設定することが出来る。 |
入力 | セレクタを編集 | 値を入力(String型) | 対象要素を指定でクリックしたUI要素の詳細が反映される。 ※セレクタを編集・プロセスパスのどちらか片方しか設定出来ません |
プロセスパス | 値を入力(String型) | 開こうとするJavaアプリケーションのファイルパスを記載。 ※セレクタを編集・プロセスパスのどちらか片方しか設定出来ません | |
検索数 | 値を入力(Int32型) | 使用しないプロパティ※コボットStudio2.1.1.1/RCA.Activities.Java 2.2.0にて削除されました |
4.使い方
「Java Guiスコープ」の使用例をを参考に説明します。
【例】任意のJavaアプリケーションを開く(セレクタを使用)
事前に、起動したいJavaアプリケーションを起動しておく必要がございます。
「Java Guiスコープ」アクティビティを、指定のシーケンス内にドラッグアンドドロップで配置します。
「要素を指定」をクリックします。
次の画面で「要素を指定」をクリックします。
Javaアプリケーションが起動している場合、「セレクタを編集」画面の左側にJavaアプリケーションの情報が表示されています。
こちらの二行目に対して、右クリック→「要素を選択」をクリックします。
要素が画面右側に設定されていることを確認し、「OK」をクリックします。
「インスペクタ」画面でも「OK」をクリックします。
「セレクタを編集」プロパティに値が設定されます。
もしJavaアプリケーションを起動していない状態でセレクタを取得しようとした場合、
次の画面のように「セレクタを編集」画面の左側にJavaアプリケーションの情報が表示されません。
【例】「選択」ボタンによるセレクタ取得
コボット Studio 2.1.1.1 / RCA.Activities.Java 2.2.0以降のバージョンでは、「セレクタを編集」画面の左上にある「選択」ボタンで指定する際に、対象の要素が赤枠でハイライトされるようになりました。
選択対象にカーソルを載せると以下の画像のように赤枠でハイライトされます。
【例】任意のJavaアプリケーションを開く(ファイルパスを使用)
セレクタを設定する以外に、プロパティ項目の「プロセスパス」にJavaアプリケーションのexeのファイルパスを記載することでも、Javaアプリケーションを起動することが出来ます。
「プロセスパス」の右のボタンをクリックして、編集ボックスを表示します。
編集ボックスに開きたいJavaアプリケーションのファイルパスを入力し、「OK」をクリックします。
上記の操作により、下の画像のようにプロセスパスに値が設定されます。
この状態でワークフローを実行すると、設定したJavaアプリケーションが起動されます。