「プロセスを終了」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Windows.TerminateProcess
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「ウィンドウアプリケーション」 > 「プロセスを終了」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「ウィンドウアプリケーション」 > 「プロセスを終了」
指定したプロセスを終了します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
ターゲット | プロセス | 値を入力(Process型) | 終了したいプロセスを指定する。 |
プロセス名 | 値を入力(String型) | 終了したいプロセス名を指定する。 | |
一般 | エラーでも処理を続ける | 値を入力(Boolean型) | エラー時に後続の処理に進む。 |
4.使い方
「プロセスを終了」アクティビティの実際の使用例を元に説明します。
【例】プロセス名"notepad"を指定してメモ帳を終了する
「ウィンドウアプリケーション」 > 「プロセスを終了」アクティビティを配置します。
配置したら「ターゲット>プロセス名」プロパティに「"notepad"」を指定します。
メモ帳が起動している状態で「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行します。実行するとメモ帳が終了します。
【例】現在動いているプロセスを確認して、メモ帳が動いていれば終了する
「実行中のプロセスを取得」アクティビティで実行中のプロセス一覧を取得します(「出力>出力処理」プロパティにCollection<Process>型変数「process_list」を設定します)。
その後、「繰り返し(コレクションの各要素)」アクティビティを設置します。
「その他」 > 「TypeArgument」プロパティのドロップダウンリストから「型の参照...」を選択し、System.Diagnostics.Processを選択します。
また、デザイナーパネル上の"in"に先ほど作成した変数「process_list」を設定します。
詳しい使用方法は、「繰り返し(コレクションの各要素)」アクティビティの記事をご確認ください。
次に、繰り返しアクティビティ内の「実行」フィールド内に「システム」>「コントロールフロー」 > 「条件分岐」アクティビティを配置します。
「条件分岐」アクティビティのConditionに「item.ProcessName = "notepad"」を設定します。
次に、「条件分岐」アクティビティ内の「Then」フィールド内に「ウィンドウアプリケーション」 > 「プロセスを終了」アクティビティを配置します。
「プロセスを終了」アクティビティの「ターゲット>プロセス」プロパティに変数「item」を配置します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行します。実行すると、メモ帳が起動している際にはメモ帳が終了されます。