リリース日:2020年11月20日
「コボットStudio/Agent 2.0.2.0」のインストールファイルダウンロードと更新内容をご案内します。
目次
1. インストーラー
製品 | バージョン | サイズ | ダウンロードリンク |
---|---|---|---|
Studio&Agent | 2.0.2.0 | 148 MB | .ZIP、32ビット |
149 MB | .ZIP、64ビット |
※Studioの動作環境とAgentの動作環境を確認してからご利用してください。
2. 機能追加・更新
コボットStudio
< 起動時の機能改善 >
- エクスプローラーからproject.jsonを選択してコボットStudioを開くとprojectが開いてない状態でコボットStudioが起動していましたが、選択したprojectが開いた状態でコボットStudioが起動するようになりました
- Explorerからxamlやproject.jsonを開いた場合、スタートページが開いた状態で開始されていましたが、ホームページが開いた状態で開始されるようになりました
- 同一フォルダにproject.jsonが存在しないxamlファイルを直接開いた場合にエラーとなり開けませんでしたが、defaultのproject.jsonが作成され起動できるようになりました
- コボットStudioのタイトルはStudioで編集中の「Xamlファイル名 - kobot Studio」が表示されていましたが、「プロジェクト名 - kobot Studio」が表示されるように変更しました
< 編集機能の強化 >
- 別ワークフローを呼び出す場合に、「ワークフローファイルの呼び出し」を配置し呼び出すワークフロー名を入力する必要がありましたが、プロジェクトエクスプローラーからxamlファイルを編集画面にドラッグ&ドロップすると自動的に「ワークフローファイルの呼び出し」アクティビティが設定されるようになりました
- アクティビティを配置する場合には、アクティビティを選択してドラッグ&ドロップで編集画面に配置していましたが、ツールボックスからアクティビティをダブルクリックした場合も編集画面に配置されるようになりました
- シーケンスの中にシーケンスがある場合に、二重になったシーケンスを右クリックメニューから削除することができるようになりました
- 選択したアクティビティを右クリックメニューからコメントアウト/解除ができるようになりました。これにより、一時的にアクティビティを無視する設定を簡単に行うことが出来るようになります
< 検索機能の強化 >
- 検索機能では「表示名」の検索のみ行えましたが、検索機能を強化し「表示名」「注釈」「プロパティ」「変数」などからも検索できるようになりました
- 右上の小さい虫メガネボタンで配置されていた検索ボタンをツールバーに配置し、場所が分かりやすくなりました
< 実行機能の強化 >
- 実行にエラーが発生した際に、終了時にエラーメッセージボックスが表示されるようになりました
- デバッグ実行時に変数情報パネルがカレントに表示されるようになりました
- OCRテキスト取得アクティビティの入力プロパティに「画像パス」が追加されました
< その他 >
- 新規作成時のプロジェクトバージョンの初期値が1.0.X.Yとなっており、パブリッシュ時に大きなバージョンしか指定できませんでしたが、新規作成時のプロジェクトバージョンの初期値を0.0.0.0に変更し、パブリッシュの初期バージョンの設定可能範囲を拡大しました
- 「コボットについて」ダイアログに設定されている「ウェブサイト」を選択した際に開くリンク先を、最新に更新しました
コボットAgent
- インストール直後のログレベルのデフォルト値がALLになっており常に大量保存する状態になっていましたが、ログレベルのデフォルト値をINFOに変更し、必要最低限のログ情報のみ保存するようになりました
- 実行ログの拡張子を.log.0から.0.logに変更しました
- タスクバーからAgent設定画面を開く場合、右クリックメニューから開く必要がありましたが、タスクバーのAgentアイコンをダブルクリックすると設定画面が開くようになりました
3. バグ修正
コボットStudio
- アクティビティをクリップボードにコピーして、貼り付ける際に「表示名」が初期状態に戻る問題を修正しました
- project.jsonに設定されているMainWorkflowファイルが正しくない場合、プロジェクトが開けないように修正しました
アクティビティ
- 「Excel画像挿入」アクティビティ使用時に、「画像サイズ」・「オフセット」の設定値の計算方法が不正だった問題を修正し、設定した値をもとに画像を挿入するようになりました
- 「Excel画像挿入」アクティビティ使用時に、「ファイル参照」ボタンをクリックするとエラーメッセージが表示されファイルが選択できない問題を修正し、正しくファイルが参照できるようになりました
- 「Excel画像挿入」「Excel内の図を出力」「Excelワークブックとして保存」アクティビティの「ファイルパス」のカレントパスがユーザードキュメントフォルダだった問題を修正し、カレントフォルダがプロジェクトフォルダに変更されました。これにより相対パスはプロジェクトフォルダからのパスになります
- 「Excel範囲を追加」アクティビティ使用時にA1セルに値がない場合に、正しく最終行に追加されない問題を修正し、A1セルに値がない場合でも正しく最終行から追加されるようになりました
- 「データ列を追加」アクティビティ使用時にのデフォルト値と最大長に矛盾がある場合に実行時にエラーにならない問題を修正し、デフォルト値が最大長より大きい設定の場合実行時にエラーが発生するようになりました
- 「データテーブルをビルド」アクティビティ使用時に列のデフォルト値と最大値に矛盾がある場合に設定できてしまう問題を修正し、設定時に矛盾がある場合警告が表示されるようになりました
- 「データ列を削除」アクティビティ使用時に「列」プロパティのみ設定できない問題を修正し、列プロパティのみ指定して列が削除できるようになりました
- 「HTTPクライアント」アクティビティが使用しているセキュリティ方式がTLS1.0だった問題を修正し、TLS1.2を使用して通信するようになりました
コボットAgent
- Centerのエージェント設定で登録した「エージェント」の「マシンのユーザー名」が正しくない場合にCenterから実行するとAgentが実行中のまま失敗しない問題を修正し、正しく失敗するようになりました
4. 互換性の動作検証結果
アップグレード後の検証を実施し、次のバージョンの組み合わせが問題無く動作することを確認しております。
旧バージョンのStudioで作成されたワークフローの実行
- Studio2.0.1.8
AgentとCenterの組み合わせ実行
- Center2.0.2.1
- Center2.0.2.2