「ユーザー入力をブロック」アクティビティのご紹介をします。
目次
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Core.BlockUserInput
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「ユーザー入力をブロック」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「その他」 > 「ユーザー入力をブロック」
アクティビティの実行時にユーザーがマウスやキーボードを使用するのをブロックすることができます。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
ブロック解除オプション | キー | 値を入力(String型) | マウスやキーボードを再び有効にするために使用する。 |
キー修飾子 | ドロップダウン選択 | マウスやキーボードを再び有効にするために「キー」プロパティで設定したキーと一緒に使用する修飾子を設定する。 ※複数選択可能 | |
特殊キー | チェック項目 | キーボードショートカットで特殊キーを使用する場合に設定する。 使用可能な特殊キー一覧は、アクティビティ本体にある「キー」のドロップダウンリストに表示される。 ※4.特殊キー一覧を参照 | |
一般 | エラーでも処理を続ける | 値を入力(Boolean型) | エラー時に後続の処理に進む。 |
タイムアウト | 値を入力(Int32型) | エラーになる前に指定した時間(ミリ秒)待機する。 | |
入力 | ブロック | ドロップダウン選択 | 次の三種類からブロックの種類を選択する。 All:キーボード・マウス両方の操作をブロック Keyboard:キーボードの操作のみブロック Mouse:マウスの操作のみブロック |
4. 特殊キー一覧
Special Keys | キー内容 |
---|---|
add | 加算記号 (+) キー |
lalt | 左altキー |
ralt | 右altキー |
back | back spaceキー |
break | breakキー |
caps | caps lockキー |
lctrl | 左ctrlキー |
rctrl | 右ctrlキー |
decimal | 小数点キー |
del | deleteキー |
div | 除算記号 (/) キー |
down | ↓キー |
end | Endキー |
enter | Enterキー |
esc | escキー |
f1 ~ f12 | F1キー ~ F12キー |
home | homeキー |
ins | insertキー |
left | ←キー |
mul | 乗算記号 (*) キー |
num | num lockキー |
num0 ~ num9 | 0キー ~ 9キー |
pause | pauseキー |
pgup | pg upキー |
pgdn | pg dnキー |
right | →キー |
scroll | scrollキー |
lshift | 左shiftキー |
rshift | 右shiftキー |
sleep | sleepキー |
sub | 減算記号 (-) キー |
tab | tabキー |
up | ↑キー |
5.使い方
「ユーザー入力をブロック」アクティビティを使用することで、RPA実行中にキーボード・マウスの操作をブロックすることが出来ます。
まずは「ユーザー入力をブロック」をドラッグ&ドロップし、配置します。
デフォルトでは、「入力>ブロック」プロパティはAllに、ブロック解除キーはAlt+f10キーに設定されています。
次に、「ユーザー入力をブロック」アクティビティ内の「進行」フィールドに「待機」アクティビティを設置し、「時間」プロパティに「00:00:10」(10秒)を設定します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行します。実行すると10秒経過するか、altキーを押下しながらf10キーを押下するまでキーボード・マウスの操作が出来ない状態になります。