コボットStudio/Agentを使用した際に出力されるログについてご紹介します。
1.説明
コボットStudioやAgentが何かしら動作をすると、自動的にいくつかのログファイルが生成され、その中にログが書き込まれていきます。ログの出力先や種類をご紹介します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.2.0.1
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
2.ログの出力先
ログの出力先は3か所です。※「PCのユーザー名」のところにはコボットStudio/Agentを起動しているOSユーザーを入れてください。
項番 | 出力先パス |
1 | C:\Users\PCのユーザー名\AppData\Local\kobot\Logs |
2 | C:\Users\PCのユーザー名\AppData\Local\kobot ※ |
3 | C:\ProgramData\kobot\Logs |
※含まれるjsonファイルはログではありませんが、設定情報の確認のために必要となることがございますので、掲載しております。
エクスプローラーの表示設定を、「隠しファイル」が表示できる状態にしておくと、/ クリックでエクスプローラーから進めます。
※設定方法は「隠しファイルを表示する(Microsoft)」をご参照ください。
なお、コボットStudio画面上にある「ログを開く」をクリックすると、項番1 「C:\Users\PCのユーザー名\AppData\Local\kobot\Logs」が表示されます。
3.ログの種類
< 項番1「C:\Users\PCのユーザー名\AppData\Local\kobot\Logs」について >
メインとなるログが、StudioまたはAgentからこちらのフォルダに出力され、自動的に保存されます。
【 ログファイルの例 】
yyyy-MM-dd_BotService.log
yyyy-MM-dd_Studio.log
yyyy-MM-dd_BotAgent.log
yyyy-MM-dd_BotExecutor.log
yyyy-MM-dd_HHmmss_Studio_[WorkflowName].[count].log
yyyy-MM-dd_HHmmss_Agent_[WorkflowName].[count].log
実行状況によっては生成されないログファイルもございます。
※ログの出力タイミングは、ログの種類などによって異なります。
※ログファイルの最大容量は約10MBです。この容量を超えると、続くログは新たなログファイルに出力されます。
新たなログファイルが生成されるごとに、ログファイル名の[count]が1ずつ増えていきます。
なお、Studio/Agentのバージョンによって、出力されるログの種類・ログファイルの命名規則・ログの出力タイミングは異なります。
例:バージョン2.1.1.2の場合
【ログファイルの例 】
yyyy-MM-dd_Activation.log
yyyy-MM-dd_BotService.log
yyyy-MM-dd_Studio.log
yyyy-MM-dd_BotAgent.log
yyyy-MM-dd_BotExecutor.log
yyyy-MM-dd_Studio_Execution.log.{count}
yyyy-MM-dd_Execution.log.{count}
< 項番2「C:\Users\PCのユーザー名\AppData\Local\kobot」について >
こちらのフォルダには「settings.json」ファイルが生成されます。Agentでロボットを実行した際に詳細な情報が出力され、その中にはAgentの設定情報が含まれます。
※ログではありませんが、設定情報の確認のために必要となることがございますので、掲載しております。
< 項番3「C:\ProgramData\kobot\Logs」について >
こちらのフォルダに出力されるログは、項番1「C:\Users\PCのユーザー名\AppData\Local\kobot\Logs」に含まれるログと類似していますが、より詳細なシステム情報が出力されます。
【 ログファイルの例 】
yyyy-mm-dd_InstallUtil.log
yyyy-mm-dd_BotService.log
※実行状況によっては出力されないログファイルもございます。
4.ログの送付
コボットStudio/Agentで問題が発生しサポートにお問い合わせいただく際には、問題発生の状況を詳細にお知らせいただくとともに、問題発生当日のログファイルをすべて送付いただくと解決の手助けになることがあります。0KB(何も記載されていない)ログファイルも含まれる場合がございますが、0KBのファイルも含めて送付をお願いいたします。
お送りいただく際、どのフォルダに入っていたかわかるようにフォルダ分けを行い、zipで圧縮いただけますと幸いです。
以下にて2022年7月1日に問題が発生した場合のzip内フォルダ構成例を記載します。
【 zip内フォルダ構成例 】
ログ
┗ユーザーフォルダkobotlogs
┗2022-07-01_Activation.log
┗2022-07-01_BotService.log
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┗ユーザーフォルダkobot
┗settings.json
┗プログラムフォルダkobotlogs
┗2022-07-01_InstallUtil.log
┗2022-07-01_BotService.log
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