データテーブルに行を追加する「データ行を追加」アクティビティについてです。
1. アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Core.AddDataRow
2.説明
Studio バージョン ~2.0.2.0
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「データテーブル」 > 「データ行を追加」
Studio バージョン 2.0.3.0~
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「データテーブル」 > 「データ行を追加」
指定されたデータテーブルに、新規で行を追加するアクティビティです。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.1.6、2.0.4.0
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 値を入力(String型) | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
入力 | データテーブル | 値を入力 (DataTable型) | 行を追加したいデータテーブルの変数を指定する。 |
データ行 | 値を入力 (DataRow型) | 「行配列」プロパティとどちらか一つを指定。このプロパティでは、追加する行をDataRow型で指定できる。 | |
行配列 | 値を入力 (Object型配列) | 「データ行」プロパティとどちらか一つを指定。このプロパティでは、追加する行をObject型配列で指定できる。 |
4.使い方
「データテーブルをビルド」で作成したデータテーブルに、ニュージーランド ドルのデータを追加してみましょう。
※「データ行を追加」アクティビティのプロパティには「行配列」と「データ行」がありますが、どちらか片方のみを指定します。(両方同時には指定できません)
まずは比較的よく使われる、「行配列」を使用したパターンを確認してみましょう。「データテーブルをビルド」をクリックし、通貨と取引レートのデータが格納されていることを確認します。
「データテーブルをビルド」アクティビティの下に「データ行を追加」アクティビティをドラッグ&ドロップします。
下図を参考に、プロパティの「データテーブル」と「行配列」に任意の変数等を入力します。今回は「データテーブル」プロパティには「データテーブルをビルド」アクティビティで出力した変数「dtTable1」、「行配列」プロパティには「 {"ニュージーランド ドル",69.51} 」を入力します。(「行配列」の1つ目の要素は文字列(String型)、2つ目の要素は数値(Double型)です。Object型配列の変数を指定する事もできます) ※変数の作成については「変数の作成」をご参照ください。
実行結果を確認するために、「データテーブルを出力」と「1行を書き込む」をドラッグ&ドロップし、それぞれのプロパティにある「出力」「入力」「テキスト」に作成済の変数を入力します。今回は、「データテーブルを出力」アクティビティの「データテーブル」プロパティには変数「dtTable1」、「テキスト」プロパティには変数「stResult」を設定します。「1行を書き込む」アクティビティの「テキスト」プロパティには出力した変数「stResult」を入力します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」を押下し、ロボットを実行します。
実行結果を出力パネルで確認してみましょう。初めに作成したデータテーブル内容の一番下にニュージーランドのデータが追加されました。
※「データ行を追加」を使用して、データを追加した後の実行結果 ※
【参考】「データ行を追加」を使用して、 データを追加する前の実行結果
次は、プロパティにある「データ行」を使用するパターンについてです。「データテーブルをビルド」で作成したデータテーブルに、ニュージーランド ドルのデータを追加してみましょう。「データテーブルをビルド」をクリックし、通貨と取引レートのデータが格納されていることを確認します。
「代入」を3つドラッグ&ドロップします。下図の例を参考に、それぞれの右辺と左辺に変数等を入力します。今回は次のように入力します。変数の作成については「変数の作成」をご参照ください。
- 1つ目の代入 変数「drText1」(DataRow型)に、「dtTable1.NewRow」を代入
- 2つ目の代入 「drText1(0)」に、「" ニュージーランド ドル "」を代入
- 3つ目の代入 「drText1(1)」に、「69.51」を代入
「データ行を追加」をドラッグ&ドロップし、プロパティにある「データテーブル」と「データ行」にそれぞれDataTable型、DataRow型の変数を入力します。今回は「データテーブル」プロパティに変数「dtTable1」を入力、「データ行」プロパティに変数「drText1」を入力します。
実行結果を確認するために、「データテーブルを出力」と「1行を書き込む」をドラッグ&ドロップし、それぞれのプロパティにある「出力」「入力」「テキスト」に作成済の変数を入力します。今回は、「データテーブルを出力」アクティビティの「データテーブル」プロパティには変数「dtTable1」、「テキスト」プロパティには変数「stResult」を設定します。「1行を書き込む」アクティビティの「テキスト」プロパティには出力した変数「stResult」を入力します。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」を押下し、ロボットを実行します。
※「データ行を追加」を使用して、データを追加した後の実行結果 ※
【参考】「データ行を追加」を使用して、 データを追加する前の実行結果