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データ列を追加

データテーブルに列を追加する「データ列を追加」アクティビティについてです。

目次
  1. アクティビティのプログラム名
  2. 説明
  3. プロパティ
  4. 使い方


1. アクティビティのプログラム名

RCA.Activities.Core.AddDataColumn<System.Object>


2.説明

Studio バージョン ~2.0.2.0

  クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「データテーブル」 > 「データ列を追加」

Studio バージョン 2.0.3.0~

  クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「コア」 > 「データテーブル」 > 「データ列を追加」

指定されたデータテーブルに列を追加するアクティビティです。追加したい列の情報をプロパティから設定する プロパティ「列名」を使用し追加する方法と、列情報を設定した DataColumn型変数を指定する プロパティ「列」を使用し追加する方法があります。2つのプロパティは、どちらか一つのみ使用可能です。

※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.1.7
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます


3.プロパティ

プロパティ項目プロパティ名入力欄説明
オプションDBNullを許可チェック項目チェックした場合、データの未設定(Null)を許容する。
デフォルト値値を入力
(プロパティ「TypeArgument」で選択された型)
列の規定値を設定する。値のデータ型は、プロパティ「TypeArgument」で選択されたデータ型に準ずる。
ユニークチェック項目チェックした場合、列にデータの重複を許可しない。そのため重複するデータの登録が不可となる。
最大長値を入力(Int32型)最大文字数を設定する。-1は無制限となる。プロパティ「TypeArgument」で「String」が選択された場合に指定可能。
自動インクリメントチェック項目チェックした場合、オートナンバー型となる。行が追加されるたびに一つずつ増えた値が自動設定される。プロパティ「TypeArgument」で「Int32」が選択された場合に指定可能。
その他TypeArgumentドロップダウン選択新しく追加された列のデータ型を選択する。
パブリックチェック項目ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照)
表示名値を入力(String型)デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。
入力データテーブル値を入力
(DataTable型)
列を追加したいデータテーブルの変数を指定する。
値を入力
(DataColumn型)
「列名」プロパティとどちらか一つを指定。このプロパティでは、追加する列をDataColumn型で指定する。プロパティ「オプション」は無視される。
列名値を入力(String型)「列」プロパティとどちらか一つを指定。このプロパティでは、追加する列の列名を String 型で指定できる。列の属性は、プロパティ「オプション」で指定する。


4.使い方

「データテーブルをビルド」で作成したデータテーブルに、列名「列1」の列を追加する場合を見ていきましょう。

・「データテーブルをビルド」で作成したデータテーブル「rateTable」



プロパティ「列名」を使用し追加する

列の情報をアクティビティ内のプロパティに設定し、データテーブルに列を追加する場合に使用します。

アクティビティ「データテーブル > データ列を追加」を、ツールボックスからデザイナーパネルにドラッグ&ドロップで配置します。


プロパティ ①「入力 > データテーブル」に、列を追加したいデータテーブル「rateTable」を指定します。プロパティ ②「入力 > 列名」に「"列1"」を入力します。


プロパティ「その他 > TypeArgument」に、追加する列のデータ型を指定します。今回は文字列を格納する列を追加するので、ドロップダウンリストから「String」を選択します。


プロパティ「入力 > 列名」を指定する追加方法の場合、プロパティ「オプション」を指定する事ができます。今回はすべてデフォルトのままにします。


「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行すると、データテーブル「rateTable」に列「列1」が追加されます。※データテーブルを出力し確認する場合は、「データテーブルを出力」で文字列に変換し「1行を書き込む」で出力パネルに表示したり、「行ごとに処理」でメッセージボックスに表示してください。




プロパティ「列」を使用し追加する

DataColumn型の変数を使用し、データテーブルに列を追加したい場合に使用します。プロパティ「列」を使用する場合、プロパティ「オプション」は無視されます。

プロパティ「入力 > 列」に設定する DataColumn型変数「addColumn」を作成します(変数の作成方法については「変数の作成」を参照してください)。既定値に「new DataColumn()」と記述し、変数「addColumn」を生成します。


生成した addColumn に列の情報「列名が『列1』で String型のデータが格納可能な列」を設定していきます。※addColumn 作成時の規定値に「new DataColumn("列1", System.Type.GetType("System.String"))」と記述する事で、列の情報を設定する事も可能です。この場合、この後に続く「代入」アクティビティの処理を省略することができます。また、変数を作成せず、プロパティ「入力 > 列」に「new DataColumn("列1", System.Type.GetType("System.String"))」と記述する事もできます。

追加する列の情報となる  DataColumn型のプロパティです。(抜粋)

列の情報
プロパティ名データタイプ
列名
ColumnName String
データタイプ
DataType
Type
DBNullを許可
AllowDBNull
Boolean
デフォルト値
DefaultValue
Object
ユニークUnique
Boolean
最大値MaxLength
Int32
自動インクリメント
AutoIncrement
Boolean


「代入」アクティビティを使用し、変数 addColumn に「列名」と「データタイプ」を設定していきましょう。まずは「列名」の設定です。アクティビティ「代入」をツールボックスからデザイナーパネルにドラッグ&ドロップで配置し、プロパティ「代入先」に「addColumn.ColumnName」を、プロパティ「値」に「 "列1" 」を設定します。


次に「データタイプ」の設定です。アクティビティ「代入」をツールボックスからデザイナーパネルにドラッグ&ドロップで配置し、プロパティ「代入先」に「addColumn.DataType」を、プロパティ「値」に「System.Type.GetType("System.String")」を設定します。


アクティビティ「データテーブル > データ列を追加」を、ツールボックスからデザイナーパネルにドラッグ&ドロップで配置します。


プロパティ ①「入力 > データテーブル」に、列を追加したいデータテーブル「rateTable」を指定します。プロパティ ②「入力 > 列」に「addColumn」を入力します。


「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行すると、データテーブル「rateTable」に列「列1」が追加されます。※データテーブルを出力し確認する場合は、「データテーブルを出力」で文字列に変換し「1行を書き込む」で出力パネルに表示したり、「行ごとに処理」でメッセージボックスに表示してください。


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Shiori is the author of this solution article.

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