「Excel画像挿入」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Excel.ExcelInsertImage
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Excel」 > 「Excel画像挿入」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「Excel」 > 「Interop」 > 「Excel画像挿入」
指定した画像をExcelのワークシートに挿入します。「Excelアプリケーションスコープ」アクティビティ内で使用します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.5.1、2.1.0.0、2.1.1.1
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
オプション | オフセットトップ | 値を入力(Single型) | 画像の上側の余白を指定する。 |
画像の高さ | 値を入力(Single型) | 画像の高さを指定する。 | |
画像の幅 | 値を入力(Single型) | 画像の幅を指定する。 | |
左にオフセット | 値を入力(Single型) | 画像の左側の余白を指定する。 | |
入力 | シート名 | 値を入力(String型) | 画像を挿入するシート名を指定する。存在しているシート名のみ指定可能。 |
画像パス | 値を入力(String型) | 挿入する画像のパスを指定する。 | |
範囲 | 値を入力(String型) | 画像を挿入するセルを指定する。 |
※「画像の高さ」プロパティと「画像の幅」プロパティの片方だけ値を入力した場合、正常に動作しない場合がございましたが、Studio 2.1.1.1(Excelのアクティビティバージョン 2.1.0.1)にて修正されました。アクティビティのバージョンを上げる場合は「アクティビティの追加・削除方法(2.1.0.0~)」をご参照ください。
4.使い方
プロジェクトフォルダ内にある「画像挿入サンプル.xlsx」に、コボットくんの画像を挿入する手順をご紹介します。
「画像挿入サンプル.xlsx」には、「挿入対象シート」のみ存在し画像や文字などは何も入力されておりません。
挿入するのはプロジェクトフォルダ内にある「コボットくん.png」ファイルです。
今回は「挿入対象」シートの「C3」セルを起点として、元の画像サイズを保持したままコボットくんを挿入してみましょう。
まず、ツールボックスから「Excel」>「Interop」>「Excelアプリケーションスコープ」アクティビティをデザイナーパネルに配置します。
ワークブックのパスとして、「"画像挿入サンプル.xlsx"」を指定します。
次に、ツールボックスから「Excel」>「Interop」>「Excel画像挿入」アクティビティをデザイナーパネルに配置します。
「シート名」プロパティ、「画像パス」プロパティ、「範囲」プロパティに次の値を入力します。これらはデザイナーパネル上でも入力できます。
- シート名:「"挿入対象シート"」を入力
- 画像パス:「"コボットくん.png"」を入力
- 範囲:「"C3"」を入力
元の画像サイズを保持したまま挿入したいので、「画像の高さ」プロパティと「画像の幅」プロパティに「-1」を入力します。
※「-1」を設定しない場合、画像はC3セルと同じ大きさに縮小され、C3セルのみに挿入されます。
「画像挿入サンプル.xlsx」を開いている場合は閉じておきます。
ワークフローを保存して「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行してみましょう。プロジェクトフォルダ内の「画像挿入サンプル.xlsx」を開いてみると、「コボットくん.png」がC3セルを起点とし元の画像サイズで挿入されていることが確認できます。