「ショートカットキーを送信」アクティビティについてご紹介します。アクティビティの概要と使用例を参考に使い方をご説明します。
1. アクティビティのプログラム名
RCA.Activities.Windows.SendHotKey
2. 説明
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「ウィンドウアプリケーション」 > 「ショートカットキーを送信」
指定したUI要素に文字を入力します。
ブラウザを開く内で使用します。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.0.1.8 2.0.2.0
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3. プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | Altキー | チェック項目 | Altキーをキー修飾子として追加する |
Ctrlキー | チェック項目 | Ctrlキーをキー修飾子として追加する | |
Shiftキー | チェック項目 | Shiftキーをキー修飾子として追加する | |
Windowsキー | チェック項目 | Windowsキーをキー修飾子として追加する | |
キー | ドロップダウン選択 | ドロップダウン選択で指定したショートカットキーを送信する | |
キー引数 | 値を入力(String型) | 引数として記載したキーを送信する | |
パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) | |
表示名 | 任意の文字列 | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 | |
入力 | 要素 | 値を入力(AutomationElement型) | 実行対象の要素を入力する |
4. 対応キー一覧
ショートカットキー | キー内容 |
---|---|
LBUTTON | 左クリック |
RBUTTON | 右クリック |
BACKSPACE | BackSpace キー |
TAB | Tab キー |
ENTER | Enter キー |
SHIFT | Shift キー |
CONTROL | Ctrl キー |
ALT | Alt キー |
PAUSE | Pause キー |
CAPSLOCK | Caps Lock キー |
ESC | Esc キー |
SPACE | Space キー |
PGUP | Page Up キー |
PGDOWN | Page Down キー |
END | End キー |
HOME | Home キー |
LEFT | ←キー |
UP | ↑キー |
RIGHT | →キー |
DOWN | ↓キー |
PRINTSCREEN | Print Screen キー |
INSERT | Insert キー |
DELETE | Delete キー |
KEY_0 ~ KEY_9 | 0 キー ~ 9 キー |
KEY_A ~ KEY_Z | A キー ~ Z キー |
WINDOWS | キー |
NUMPAD0 ~ NUMPAD9 | 0 キー (テンキー) ~ 9 キー (テンキー) |
ADD | 加算記号 (+) キー |
SEPARATOR | 区切り記号キー |
SUBTRACT | 減算記号 (-) キー |
DECIMAL | 小数点キー |
DIVIDE | 除算記号 (/) キー |
F1 ~ F12 | F1 キー ~ F12 キー |
NUMLOCK | Num Lock キー |
SCROLLLOCK | Scroll Lockキー |
MENUKEY | アプリケーションキー または メニューキー |
OEM_1 ~ OEM_8 | OEM 1 キー ~ OEM 8 キー |
OEM_PLUS | OEM 加算 キー |
OEM_COMMA | OEM コンマ キー |
OEM_MINUS | OEM マイナス キー |
OEM_PERIOD | OEM ピリオド キー |
OEM_102 | OEM 102 キー |
5. 使い方
「ショートカットキーを送信」アクティビティの使用例を参考に説明します。
【例】メモ帳で開いたファイルに対して、文章をコピーし文末にペーストする
次のテキストファイルに対して、”テストデータ”というテキストをコピーして文末にペーストするワークフローを作成します。
「ウィンドウを開く」でテキストファイルを開く設定を行います。
その後、「ウィンドウを開く」アクティビティの中の「実行」シーケンスの中に、「ショートカットキーを送信」アクティビティを配置します。
メモ帳の画面に対して全選択(Ctrl+a)を行うために、Ctrlキーにチェックを入れ、キー引数に"a"を設定します。
選択したテキストをコピーする(Ctrl+c)ために、
「ショートカットキー送信」アクティビティを配置し、Ctrlキーにチェックを入れ、キー引数に"c"を設定します。
テキストの文末にカーソルを移動させるために、キーに"RIGHT"を設定します。
コピーしたテキストを貼り付ける(Ctrl+v)ために、
「ショートカットキー送信」アクティビティを配置し、Ctrlキーにチェックを入れ、キー引数に"v"を設定します。
ワークフローを実行すると、メモ帳にもともと記載されていた"テストデータ"が文末にコピー&ペーストされます。
何回か同じことを繰り返して動作を確認していると、たまにファイルは開くもののコピー&ペーストが行われないことが起こる可能性があります。
その場合、以下の設定を行うことで、動作が安定いたします。
「ウィンドウを開く」アクティビティ>プロパティ「出力ウィンドウ」:変数Window(WindowApp型)を設定
各「ショートカットキー」アクティビティ>プロパティ「要素」:Window.GetMainWindowを設定