「メソッドを呼び出す」アクティビティのご紹介をします。
1.アクティビティのプログラム名
System.Activities.Statements.InvokeMethod
2.説明
Studio バージョン 2.0.2.0まで
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「オリジナル」 > 「メソッドを呼び出す」
Studio バージョン 2.0.3.0から
クイックアクセス: 「ツールボックス」 > 「システム」 > 「オリジナル」> 「メソッドを呼び出す」
メソッドを呼び出して実行する事ができます。
※動作を確認したコボットStudioのバージョン:2.1.1.2
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます
3.プロパティ
プロパティ項目 | プロパティ名 | 入力欄 | 説明 |
---|---|---|---|
その他 | パブリック | チェック項目 | ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。(詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照) |
パラメータ | 値を入力 | 呼び出されるメソッドのパラメータを設定する。 | |
メソッド名 | 値を入力 | メソッド名を設定する。 | |
結果 | 値を入力(OutArgument型) | 実行したメソッドの戻り値を設定する。 | |
対象のオブジェクト | 値を入力(InArgument型) | 非同期で実行する場合、メソッドを含むオブジェクトを作成する。 | |
対象のタイプ | ドロップダウン選択 | 静的メソッドを呼び出す場合、実行する静的メソッドを含む型を設定する。 | |
汎用型引数 | ドロップダウン選択 | 汎用メソッドを呼び出す場合、このコレクションに汎用型を設定する。 | |
非同期で実行 | チェック項目 | 値を返すメソッド。 | |
表示名 | 値を入力(String型) | デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。 |
4.使い方
「メソッドを呼び出す」を使用して2つのデータテーブルの値を結合する方法をご紹介します。
※今回の例では「データテーブルをビルド」で作成した「 rateTable」に、別のデータテーブル「 addRateData 」にあるデータを結合します。「データテーブルをマージ」のナレッジもご参照ください。
■データテーブル「dt1」
※「rateTable」として作成したものを今回は「dt1」としています
■結合するデータテーブル「dt2」
※「addRateData」として作成したものを今回は「dt2」としています
まずは「コア」>「データテーブル」>「データテーブルをビルド」をドラッグ&ドロップし、配置します。配置後、データテーブル(「dt1」の内容)を設定します。
プロパティの「出力」>「データテーブル」にDataTable型の変数( この例の場合では「 dt1 」)を入力します。
※変数を作成する方法は「変数の作成」をご参照ください。
再び「コア」>「データテーブル」>「データテーブルをビルド」をドラッグ&ドロップし配置した後、データテーブル(「dt2」の内容)を設定し、プロパティの「出力」>「データテーブル」にDataTable型の変数(今回は「dt2」)を入力します。
次に「システム」>「オリジナル」>「メソッドを呼び出す」をドラッグ&ドロップし、配置します。
プロパティの「その他」>「パラメータ」にある「...」をクリックします。
表示されたポップアップ画面にパラメータを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
※今回の例では「 方向:入力 」、「 型:DataTable 」、「 値:dt2 」をそれぞれ入力しています。
プロパティの「その他」>「メソッド名」と「対象のオブジェクト」に値(今回の例では「 Merge 」、「 dt1 」)をそれぞれ入力します。
さらに「コア」>「データテーブル」>「データテーブルを出力」をドラッグ&ドロップし、配置します。
プロパティの「出力」>「テキスト」にString型の変数( この例の場合では「 result 」)を入力し、「入力」>「データテーブル」にDataTable型の変数( この例の場合では「 dt1 」)を入力します。
実行結果を確認するため「1行を書き込む」を配置し、必要な変数等を設定します。
※この例では「 result 」を入力しています。
「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下でワークフローを実行後、出力パネルを開きます。「dt1」と「dt2」の2つのデータテーブルを結合したデータが表示されている事を確認してください。