ブックマークコンテンツを設定

Wordの「ブックマークコンテンツを設定」アクティビティについてご紹介します。アクティビティの概要と使用例を参考に使い方をご説明します。

1.アクティビティのプログラム名

RCA.Activities.Word.SetBookmarkContent

2.説明

Wordファイル内の指定したブックマークの箇所にテキストを入力します。
「Wordアプリケーションスコープ」アクティビティ内で使用します。

※動作を確認したコボットStudioのバージョン：2.0.2.0
※バージョンによって文言などが一部異なる場合がございます

3.プロパティ

プロパティ項目	プロパティ名	入力欄	説明
その他	パブリック	チェック項目	ログにアクティビティ内の変数と引数がログファイルに書き込まれ、Centerにプッシュされる。（詳細は「プロパティ項目「パブリック」について」を参照）
	表示名	任意の文字列	デザイナーパネルのアクティビティ名に反映される。
入力	フォームフィールドである	チェック項目	ブックマークを設定できるテキスト・コンボボックス（フォームコントロール）を指定する際にチェックを入れる
	ブックマークテキストコンテンツ	値を入力（String型）	ブックマークで指定されている箇所に入力したいテキストを設定する
	ブックマーク名	値を入力（String型）	テキスト入力を行いたい箇所のブックマーク名を設定する

4.使い方

「ブックマークコンテンツを設定」の使用例をを参考に説明します。

【例】ブックマークの設定されているWordファイルを開き、ブックマーク"Name"に指定されている箇所に名前を入力する

「Wordアプリケーションスコープ」アクティビティで開きたいWordファイルを設定しておきます。今回はプロジェクトフォルダ内にある「bookmark_test.docx」を指定します。
（「bookmark_test.docx」の内容は下の画像のようになっています。
また、一行目の末尾にブックマーク"Name"が、
三行目の末尾にブックマーク"Birthday"が設定されています）

「ブックマークコンテンツを設定」アクティビティを「Wordアプリケーションスコープ」アクティビティ内にドラッグアンドドロップで配置します。

次に、下の画像のように、「ブックマーク名」に"Name"を、
「ブックマークテキストコンテンツ」に"コボット太郎"をそれぞれ設定します。

上記の設定を行うと、以下のようになります。

「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行すると、Wordファイル内の一行目の末尾に"コボット太郎"が入力されます。

【例】Wordファイルを開き、コンボボックス（フォームコントロール）が設定されている箇所に名前を入力する

「Wordアプリケーションスコープ」アクティビティで開きたいWordファイルを設定しておきます。今回はプロジェクトフォルダ内にある「bookmark_test2.docx」を指定します。
（「bookmark_test2.docx」の内容は下の画像のようになっています。
「名前を入力してください」のフィールドは、「開発」タブ＞「コントロール」から設定できます。
フィールドの設定画面で、ブックマーク名に"Name"を指定しています。）

下の画像のように、「ブックマーク名」に"Name"を、
「ブックマークテキストコンテンツ」に"コボット太郎"をそれぞれ設定します。

また、下の画像のようにプロパティ＞「フォームフィールドである」にチェックを入れます。

「ホーム > スタート」をクリック、または、「F5キー」押下で実行すると、コンボボックス（フォームコントロール）に"コボット太郎"が入力されます。